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  • [ASD]周りが敵に見えた話-対人の苦手さを自覚した事-

    概要-周囲の人が敵に見える-

    今では大分改善されてきていると言われますが、学生時代、特に学部生の頃はコミュニケーション能力が低いと周囲に言われていました。
    加えて、管理人自身も周囲の人たちが敵に見えていた時期がありました。

    管理人の場合、周囲が自分の事を下に見ており、話しかけると暴言を吐かれるという考えが頭から離れず周囲の人が敵に見えていました。
    管理人は大学院2年の時にASDの診断を受けましたが、それでも話せないことに対する劣等感が大きかったです。

    こういう人も居ると参考になれば良いと思います。

    特に困らなかった大学1回生から2回生まで

    大学入学から2回生の間は対人関係について困ったことはなかったです。
    友人はできなかったですが、一人で行動することに対しさみしさなどを感じたこともありません。

    加えて高校生までとは異なりクラスがあるわけでもないので、これで不自由したことはなかったです。

    困りごとが生じ始めた3回生

    大学3回生の時、4回生で行う卒業論文の作成のために研究室訪問を行う必要がありました。

    しかし、訪問を行う際に、「お前の面倒なんか見たくない」、「そんなことも知らんのか!」等言われるのではという考えが頭から離れませんでした。
    研究室の前まで行くことはできました。しかし下の絵のように敵地に乗り込んでいるような感覚が生じ、ドアをノックする事ができませんでした。 結果、どこの研究室も訪問できませんでした。

    人が敵に見える

    自分はそこまで社交的な性格ではないことは知っていましたが、正直ここまでとは思いませんでした。
    周囲の人が普通に話している事に対する劣等感も大きかったです。

    周囲との差がはっきりしだした4回生

    大学4回生で、研究室に配属され卒業研究がスタートしました。
    3回生の時以上に、周囲の人が自分の事を悪く思っているという考えが、強くなりました。

    一時期は”ICレコーダーを仕掛けたら何か悪口が録音できるのではと考え電機屋に足を運んだことがあります。
    結局ICレコーダーが高価すぎて購入を諦めましたが、お金に余裕があって実行していたらどうなっていたかと考えると少しぞっとします

    さらに、研究室に配属されたことで、同じ部屋の人、特に同期が話しているのを横から聞く機会が増えたため、周囲との違いがはっきりしてきました。
    具体的には、周囲の人が、”彼女(彼氏)ができた”、等言っているのに自分は友人以前にこいつらが敵に見える自分は何かがおかしいのではと考えるようになりました。

    敵に見える現象が緩和してきた事

    上記のような困難が多かったですが、大学院・社会人(大学院の中盤~社会人2年目は若干悪化していきましたが...)と段階を踏むと徐々に改善されていきました。

    特に何か対策を取ったわけでもないですが、自分でも気づかないうちに楽になってきました。
    多分ですが、仮に対策を取ったところで、大した解決にはならないと思います。どう頑張っても周りが敵に見えるなどの感情を打ち消す事はできないですし、無理してもしんどいだけだと思います。
    いくら噛みついてきたり、毒があるわけでもないからと言って、虫が苦手なものは苦手のようなものだと思います。

    それではどうすれば良いかという話ですが、自分は対人能力については成長が人より遅いと受け入れ、できる範囲でゆるく話せば良いと思います。 対人でエネルギーを消耗してしまうくらいなら、そのエネルギーを趣味・勉強などに回せばいいと思います。